合同会社ELEMUSは本社がある愛知県三河エリアで、漆の木を栽培しています。
かつて三河地方は徳川家康をはじめ、多くの戦国武将の出身地でもあり、戦のために多くの軍事物資が必要な場所でした。
優れた武器・装備を製造するために、大量で良質な漆を生産していたようで、日本三大漆産地としての記録も残っています。
弊社は漆の木の栽培を通じて、三河エリアの循環型社会に貢献する事にチャレンジしています。
三河エリアの約半分は森林で、既に成木となった杉やヒノキが人工林として手付かずの状態のまま、多くが放置されています。
近年の豪雨に伴う洪水などの自然災害は、中山間部の放置林が原因の一つとも言われ、誰かが手入れをしなければいけない危険な状態になっています。
また成長しきった杉やヒノキを伐採して、新たに木を植えた方が二酸化炭素吸収には効率的であるため、地球温暖化防止に貢献しやすいと言われています。
しかし中山間部の高齢化率は高く、伐採や間伐などの森林管理を考えると、今後人的問題は一層深刻化していきます。
今のままでは、山間部に放置された人工林を放置できる状態でないにもかかわらず、手入れをする人は減少していく問題に直面しています。
合同会社ELEMUSはこの問題に対して、漆の木を利用することで、地域住民や行政、NPOなどと連携して、持続可能な解決方法を実践していきます。